会社概要

太陽電池素子の封止材を開発する企業として、細江工場において太陽エネルギーを利用をするため、発電量4kWの太陽光発電システムを設置しています。

これまで廃棄されていたような原料を商品として販売できるよう開発を進めています。
このような再生材、リサイクル材の開発を「品質目標」に明記しております。

■リサイクル

当社が特に重点を置いている事の一つに、プラスチックスクラップの削減が上げられます。可能な限り社内でのスクラップの発生を減少させ、リサイクルに努めているばかりではなく、社外のスクラップの利用も進めるなど、最善の努力をしています。

a）ブレンディング
当社が開発した混合技術により、各種のスクラップを混合したプラスチック製品が、農業、建築、車両部品など広い分野において応用されています。

b）多層シート
当社の精巧な多層シート押出装置は、押出機とＴダイとの間に置かれた特殊な装置を使用し、副押出装置を使ってＴダイ内に多層構造を形成させるもので、この方式で製造されたシートは内層がスクラップでそれを新しいスクラップでサンドイッチ状態にしたものです。これらのシートはベニヤ板に代わる素材として広い分野で活用されています。このことにより森林保護にも貢献していると言えるでしょう。

■環境にやさしい焼却方法

焼却はプラスチック加工業界にとって最も重要な環境問題と言えるでしょう。
そのため食品容器、製品のブリスター包装用、家具等の運搬時の保護用養生シートやテープ、業務用保護シート等には、焼却時に有毒ガスを発生させず、発熱量や残留物の少ないプラスチックを採用しています。
それらの一例として、原子力発電所の定期検査時に床や壁等の保護に使用され、難燃性でかつ焼却時にもPEやPPに比べ半分以下の熱量で済み、ハロゲンガスを発生せず残留物も殆ど無い、「サンビック難燃シート」という特殊なエラストマーも製造しています。

■生分解性

まだ原料の値段が比較的高い為に現時点ではまだ開発段階ですが、近い将来、環境にやさしく使い捨て可能なプラスチックシート「サン・グリーン」の商品提供をお約束出来るでしょう。
「サン・グリーン」は土中の微生物によって分解され、二酸化炭素と水に変わります。かつ焼却時でも熱量が少なく環境にやさしいプラスチックです。